某ウイルスのおかげで家に籠ってることが増えてきたので、久々にプリキュア視聴再開ました。
そこで今回は友人に勧められて見たハグプリの感想を落としていこうかなと。
【注意】
・一部ネタバレや過去作比較がある、かも。
・見方としては項目別に
◯……良いと思ったところ
☆……良くも悪くも
●……悪いと思ったところ
で書いていきます。
【とりあえず大まかな感想】
消化した感じとしては雰囲気が良く、"細かい事を気にしなければ"スラスラ消化出来るアニメ。
つまり、見てる最中に基本ブヒブヒしてるだけの僕からしたらかなりいい作品だった。
特にキャラデザの良さや、雰囲気の明るさから生まれる話への取っつきやすさ、4クールという長さでやりながら中弛みどころか後半で泣かせにいくのは非常に良いと感じた。
ただ"細かい事を気にしなければ"と書いたように、粗?ではないけど気になる所は割とあったかなと感じた。
前述した所以外の良い所や、その辺の細かい所は後述していこうと思います。
◯基本みんな良いヤツ、敵だったキャラとの絡みってなんか良いよね
登場時点でカドが立つような言動をする人間はそこそこ居たけど、プリキュアという存在を通して未来を志す"良いヤツ"になっていくっていう展開は結構アツかった。光堕ち戦士もおるしね。
特に敵キャラに関して、今までの作品でも最後の方にプリキュアサイドにつくってのはそこそこあったが、早い段階でプリキュアに敗れた敵キャラが更正して心新たに生きていくってのは見なかった気がする。
そういったキャラとプリキュアとの絡みは凄く好きかな。
●口上とか技が長い上にダサい
変身時のセリフや決め技が基本的にダサい。その上そこそこ長い。
某はじけるプリキュアみたいにダサくても短くスパッとしてればまだ良いんだけど。流石にこれは幼女先輩も真似しづらいと思う。
技に関しても、特に後半のチアフルスタイルになってからなおのこと無駄に決め技に尺を取るため、格闘シーンが非常に短く軽い感じに思えた。
戦闘シーンの作画自体は非常に良かっただけに、少し残念ではあるかな。
☆正義の反対は、また別の正義
正義の反対は決して悪ではない。
プリキュアに敵対しているクライアス社の人間もただ人に嫌がらせがしたいとか、ただただ世界を吹き飛ばしたいとか、そういう考えで行動してるわけではない。
未来への夢が欲望を生み、その欲望がマイナスの感情を生み出す。その感情を無くす為に未来を無くそう。
突飛ではあるが、一応れっきとした思想に基づき行動をしているわけだ。
対して未来へ希望を持たせるというのがプリキュア側のアクションではあるのだが。
はなの態度から、その行動が「未来を無くす事は悪」という若干決めつけのようなものから来ているように感じた。
☆結局の所、ほまれはなんでハリーを好きになったん?
現実においての恋愛は、作中でも言っていた通り「落ちるもの」つまり知らず知らずのうちにしてしまうものだが。
創作において勝手に好きになってる、ってのはラノベかエロゲーの世界でしか起こらない。
つまり好意を寄せるきっかけとなる場面やその心情描写が必要な訳で、それが少し足りないように感じた。
だからほまれがいきなりハリー好きなのを匂わせた辺りは正直????ってなったし、それ以上にハリーがキュアトゥモローを好きになのも割と謎だった。
せめてプリキュア5のナッツとこまちくらいの絡みは欲しかったかな………。
まぁそれはそれとして、ほまれの告白シーンは泣いたんですけどね!
フラれた後にはなと抱き合って号泣する所とか、そのあとすぐキャラソン挟むとか普通に反則だべ!!
☆過去作ネタって人を選ぶよね
今作は15周年記念及びその映画の番宣もあって、初代ネタや対トラウムでのオールスターネタもやってた。
こういうのってどうなんだろうね?
自分は大好きだし、過去作見てる人からしたらウケ良さそうだけど。
過去作知らない人からしたら多分良さはわからんよな、他のアニメのキャラが割り込んで来てるくらいには思うだろうが。
特に本来のターゲットである幼女先輩は見てても精々前作2~3作くらいだろうし、初代出てきて「誰これ?」状態になった娘も多そう。
☆不明瞭な描写や時系列的な齟齬(?) てかお前ら結構近未来から来たんだな
結局最終回まで見てもよく分からない事がちょくちょくあったような。
ハグたん=キュアトゥモローは未来のはなの娘だというのを若干匂わせてたけど、そしたらその母のマザーってなんだろう。
マザーは別世界線のはななのか、しかし現実の世界線にもクライとトラウムは存在していたし………。別世界というよりかはハリーとハグたんがタイムリープして来なかったIF√のはなに近いのかな?
みたいな感じで程々に不明瞭な描写は考察を促進するし、多少ガバ設定でも自分は気にしないけど。
そもそもあいつら、思ったより近未来から来てたんやね。
正直アンドロイドとかあるから1世紀以上後から来てるもんだと思ってた。
☆ハピネスチャージとはまた違ったベクトルで挑戦的な内容
作中でも失恋やジェンダー論など一部重めなテーマを扱ってたが、特にSNSでも話題になってた男プリキュアや最終話の主人公の出産シーンは今までのシリーズでは考えられなかった。
中身はさておき、自分としては新しい事をやってみるのは非常に良い事だと思う。後の作品にもつながるだろうしね。
そういった点でもこの作品は「なんでもできる、なんでもなれる」を表現しているのだろうか。
【総評】
正直他にも言いたいことはあるけど、うまく言語化出来ないとか少女アニメに求めるものではないとかなのでここでおしまいにします。
簡単にまとめると先程も言ったように、細かい事を気にしなければ楽しく見れます。
個人的にはかなり大好きです、世間的にはまぁまぁ酷評みたいだけど()。
今回はこの辺で
次は多分まほプリ感想かな
それでは、また