ャョィの雑記

名前の由来は黄瀬やよいではありません、ご了承下さい。

spriteって結局なんで潰れたの……??

※一応前置きしておきますが、あくまでこちらの記事はインターネットなどに書かれている情報を、あまりよく知らない人向けにまとめた程度の内容です。
ですので「現場の事情を知らない一般人の戯れ言」程度の認識でお読み頂けたらと思います。それが出来ないと思われる方はブラウザバック推奨。
※念のため一部企業名を伏せさせていただきます。



2014年末、18禁恋愛シミュレーションゲーム界において一世を風靡した「蒼の彼方のフォーリズム」、そしてその制作ブランドである「sprite」。

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多数ハードへの移植や、続編ファンディスク「蒼の彼方のフォーリズム EXTRA1」の発売、更にEXTRA2、ZWEIといった続編制作も発表していました。


まさに順風満帆、次の新作も期待できるだろう。
と思われた矢先の2018年11月、まさかの【活動休止宣言】。
そして…………

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2019年の3月に本格的に解散してしまいました。


もっとも今日話題の海外版のように、一部ライセンスアウトのプランは進行しているようですが。
それでもこの解散によって、spriteによる新作がもう2度と世の中に出ることはなくなってしまったのです。


どうしてこうも順調に見えたブランドが急に解散してしまったのでしょうか?
今回はsprite発足から解散までを、よく知らない人向けにまとめてみました。



1.sprite発足
2010年、「有限会社A」の「Selen」という恋愛シミュレーションゲームのブランド10周年の節目として発足した姉妹ブランドが「sprite」でした。
この時spriteの処女作である「恋と選挙とチョコレート」も発表されています。


2.fairys、及び「フェアリス株式会社」の設立
spriteは後に全年齢対象ゲームを制作する為の姉妹ブランド「fairys」を設立。そこで制作されたゲームが「いますぐお兄ちゃんに妹だって言いたい!」ですね。
設立後暫くは「有限会社A」の傘下ブランドでしたが、2012年3月に「フェアリス株式会社」として分社化しました。


3.「フェアリス株式会社」の買収、及びfairysブランドの廃止
蒼の彼方のフォーリズム EXTRA1」発売から暫く経った2018年3月、「フェアリス株式会社」は親会社であった「有限会社A」と同じ「ライトウェイグループ」に属する「F株式会社」に買収されました。
その際に「フェアリス株式会社」は権利、及びソフトウェア関連事業の全てを「有限会社A」に譲渡、スタッフは「F株式会社」に移りました。
また「フェアリス株式会社」の解散により、ブランドを「sprite」に一本化、「fairys」は廃止となりました。
(ちなみに前の画像の「買収されてない」は言葉通りの意味ではなく、「解散したから買収とは呼べなくなった」という意味ですので、あしからず。)


4.ゲーム事業のシフト、そして解散へ
「ライトウェイグループ」のゲーム事業はやがて「有限会社A」による恋愛シミュレーションゲーム開発事業から、「F株式会社」によるスマートフォンアプリゲームの開発事業へシフトしていきました。
そしてspriteは、前述したように2018年11月に活動休止宣言、2019年3月に解散となってしまいました。



まとめ

こんな背景があったんですね。
最初はもしかしたらアニメ化の失敗や移植版の失敗による経営破綻か?とも思いましたが、難しいものだなぁ。
とにかくこういった背景がある以上、恐らくsprite復活はもうあり得ないんじゃないかなぁ………。1ファンとしては非常に残念ではあるが。



今回はこの辺で
それでは、また


参考URL
Wikipedia sprite(ゲームブランド) (2019/09/27) https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Sprite_(ゲームブランド)