規制による新たなムーブメント【1種2種混合機とは?】
久々に記事を書いていこうかなと。
この前友人とパチンコの話をしていて、「1種2種混合機って屁理屈の詰め合わせだよね」って話になった。
「そもそも1種2種混合機って何?」ってのは他の方が再三紹介している事だとは思うので割愛させていただく。
ただ意外とその理論や理屈までは理解してない方が多いと思うので、この記事では1種2種混合機のどこが屁理屈なのか?という大きく分けて2つのポイントを紹介していこうと思う。
【屁理屈ポイントその1 65%規制の穴】
パチンコを打っている方なら聞いた事のある「65%規制」という言葉。その名の通り確率変動中の継続率の上限を65%に定めて射幸心を抑えよう、という規制で現在は撤廃されたモノである。
ただこの規制1つだけ穴が存在した、それは「最後の保留内4回転を継続率の計算に含まない」と言うこと。
例えば普通のst機でイメージしてみよう。
「st100回転」と言われた場合、実際は"定められた100回転"+"最後の保留内4回転"=計104回転回せることになる。
しかし実際に継続率を出す時にはその"最後の保留内4回転"は含まず計算する。その為『実質継続率』と呼ばれるモノはその4回転分、65%より高くする事も出来た。
その"保留内4回転"による『実質継続率』のアップを最大限生かそう、となった場合どうすれば良いのか?
それは確率変動中の当たり確率を極端に上げれば良いのである。
しかしただ確率をひたすらに上げれば良い、というワケにもいかないのだ。その理由を次の項目で語らせていただく。
【屁理屈ポイントその2 確率変動中の"大当たり"確率の上限】
最初の項目で「確率変動中の当たり確率を極端に上げよう」という話になった。
しかしパチンコの規制に「確率変動中の"大当たり"確率は低確率中の10倍まで」という規制がある。
例えば低確率中は1/319で当たる台(今日で言う所のミドル)では1/31.9まで、1/199の台(ライトミドル)でも1/19.9までしか"大当たり"確率を上げることが出来ないのだ。
ここまで読んでみて気付いた方もいるかもしれない。筆者がヤケに"大当たり"の部分を強調している事に。
ここで言う"大当たり"とは出玉が直接的に絡む当たりの事。
ん????
じゃあ"大当たり"の確率じゃなかったらいくら増やしてもいいの????
ここで皆さん、1種2種混合機の右打ち時の流れを思い出して欲しい。
右打ち中の図柄揃い
↓
V開閉、及び入賞
↓
大当たり
ヘソ当たりで無い場合は必ずこの流れを踏んでいる筈である。
つまり右打ち中はあくまで"大当たり"の抽選を行っているのではなく""V開閉"の抽選を行っているだけなのだ。
この"V開閉当たり"の確率はいくら弄っても他の規制内であれば問題無い。
つまりそれを上げることによって大幅な当たり確率UPを擬似的に実現出来たというわけだ。
また右打ち中は"V開閉当たり"の確率が増えているだけで"大当たり"確率は一切増えていない、1種2種混合機の確率変動が"時短"と表記される理由はそこ。
この2つのポイントを同時に押さえて実践したのが1種2種混合機と呼ばれる台。
正直これを一番最初に閃いた人は本当に天才だと思う。
ただ最近だと大工の源さんが大暴れしちゃってるから、流石にこの辺の規制は厳しくなる可能性高そうね………。
今日もパチンコスロットに対して様々な規制が存在するが、クリエイターの方々にはその規制をバネに新たなゲーム性を模索して欲しい。